多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です
今日から霜月である。出雲に集まっていた神さまが帰ってくるので「神帰月」とも言う。
秋深し隣りは、、、と詠んだのは松尾芭蕉だが、「怪しいぞー」ではなく、隣りの人に温かい思いをよせる句らしい。
芸術の秋でもある、と言うことで佐久に住む高校時代からの友人の美術館巡りに付き合った。
上野で待ち合わせて、「これ」と手渡されたのは舟木一夫のCDであった。
「お前は知っていると思うが、最近俺が気に入ってる、『風のワルツ』が入っている」と。
当然知っている。私は自他ともに認める、舟木一夫の大ファンある。
それにしても、信州土産がCDとは何と粋なことか。 歌詞の、
昨日のことは忘れたが
昔のことは今も鮮やか
が、彼から私へのメッセージと受け取った。
上野から六本木の美術館まで、金魚の糞のように彼の後を着いて廻ったので、「東京に住んでるのはどっち?」って感じだ。
1週間後、家の冬仕舞いのために弾丸帰省。
寒い所なので水抜きをしっかりやらないと、水道管が破裂する。
彼ともう1人の友人夫婦と4人で、青春時代の懐かしい話しをメインデッシュに会食。
帰り際に紙袋を渡される。帰宅後に開封したら、沢山のおはぎ、豆餅、りんごが、お土産として入っていた。
私のおはぎに対する特別な思いを、彼は知っていたのかも知れない。「花より団子でなく」、今回は「CDよりおはぎ」となった。
10日26日、27日と「鎌倉大仏月夜の念仏会」に参加した。
高徳院さまのご厚意により、観光客が帰ったあとの18時30分から翌朝の6時まで、お念仏を中心とした徹夜行を開催させて頂いている。
20時から「落語における仏教観ー極楽と地獄」と題した法話を1時間担当させて頂いた。
こよなく落語を愛する僧侶として、古典の「崇徳院」「お血脈」を紹介しながら、お念仏の大切さを話させて頂いた。
あいにくの天候で、月夜にはならなかったが、大仏様の光明を受け続けた念仏行であった。
















