多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
今日は6月19日。梅雨も本格化して、朝から強い雨が降っている。
もう帰って来ないかも知れない。
外で声がすれば、「お、帰ったぞー❣️」と飛び出す日々が、1ヶ月以上も続いている。
家を出ていった家族ではなく、一年前に巣立った、ツバメの里帰りを待っている。
散歩中に空を舞うツバメを見ると、「うちの子達かな?、迷っているのか?」とか、「日本に着く前に、大型鳥に襲われたのだろうか?」と、心配を重ねている。
昨年、越したばかりの家に巣ができて、「バンザイー、ツバメが来た」と喜んだ。「ツバメは翌年必ず戻って来る」、との説を疑いなく信じて、4月からワクワクして待っていた。
ここからは5月の話しである。
散歩のコース脇に新しいアパートがある。一階出入り口ドア上の通気口の蓋に、昨年からツバメが巣を作っている。
今年は早々とツバメが出入りしていて、「良いなー、ちゃんと帰って」と、羨ましく観察していた。
ある日何時ものように、散歩中にのぞいたら巣がない。その上、もう巣を作れないようにと、尖ったものが置いてある。
ホームレスになったつがいのツバメ達は、困ったように付近を飛んでいる。
ツバメが住んでいる巣を壊すと、犯罪になるようだ。
帰りを待つ人もいれば、帰えられたら困る人もいる。
アパートの大家さんにとっては、出入り口の上からツバメの糞が落ちてくると、店子から苦情が寄せらて困るのだろう。
巣を失ったツバメ達に、「うちに来れば」と言っては見た。
それにしても我家のツバメ達は、「期待に応えてくれないなー」と、不満を呟きながら、何時もの自販機の前に立って、愕然とした。
「あれー️、ホットコーヒーが無い♂️」。全て「冷たい」に変わっている。
私はアイスコーヒーを、コーヒーとして認めていない。
アイスコーヒーファンの皆さま、「小諸だんとコーヒー」の牧野さん、すいません。これは私の思い込みですから、炎上にしないで下さいね。
老化現象も手伝って、真夏でも温かい方が良い。
真冬だからと言って、ホットのガリガリ君をかじりますか。
あ、これも思い込みの自説でーす。
自販機の会社さんは結構早くに、「温かい」から「冷たい」に替えてしまう。
ある日、私の愛用自販機前で、作業している社員さんと立ち話しになった。
「この自販機は遅くまで、ホットが買えて助かっています。真夏もお願いしますよ」と私。
「他はほとんど替わっているので、頑張って5月いっぱいですね」と社員さん。
「大丈夫です。それで行きましょう」と私。
ところが契約不履行となり、まだ5月中なのにホットが消えた。
仕方なくコンビニに行き、ホットを手に入れて、何時もの公園のベンチに座り込んだ。
最後は、「泣きっ面に蚊」となり、散歩は早々に終了となる。