多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です
今日15日は小正月である。
一応正月と呼ぶが、お屠蘇気分にひたっている人は、さすがにもういないだろ。
でもこの時期に行われる正月行事は意外と多い。ドンド焼き、まゆ玉、鏡開き、などなどである。
関東は1月7日迄を松の内とするが、15日までを松の内とする地域も有るので、このことが行事の開催日に影響している可能性はある。
松の内は期間を示す意味と、門松が立っている内、つまり家の中を示す2つの意味があり、
「今我家では年神さまをお迎えしています」との気持ちを表している。
ご近所さま10軒の中で、今年門松を立てたのは我が家だけであった。
来月の節分会も、「福わうちー」の声が響き渡るのは、我が家だけかも知れない
正月の玄関に松を立てるのは、
① 冬にも枯れない生命力
② 1000年とも言われる長寿
③ 神が宿る依代ー門松を目印に降りてくる。
などの理由による。
現代は視覚的な効果が有れば、印刷や人工的な飾りで代用することが多い。
例えば鏡餅である。
年末に餅をつく家が少なくなったので、鏡餅は市販のビニール製が多い。
その結果、大切な正月行事の『鏡開き』は、その本義を外れかけている。
鏡餅も年神さまの依代である。
還って頂いたあと木槌で割って、神さまが宿っていた餅を食べるから、1年間の無病息災が願える。
「割る」は語呂が悪いので「開く」を使う。
古くは小さくした鏡餅を、家長が家族に与えた。これが『お年玉』の初まりである。
伝統行事は時代によって内容を変えるし、消えてゆくものもある。
私の田舎(信州佐久)においても、元日に甘茶を全家庭に配る行事を、地域の団結として続けている村もあれば、「ドンド焼きは来年からやめよう」と話し合っている村もある。
当事者の大人達にとってはご苦労なことだが、
成長した子供達が、懐かしく思い出せる正月行事は、出来るだけ残して上げたいものだ。













