多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
5月3日朝、待ちに待ったツバメ達が帰って来た。
私の記憶では昨年も5月3日だったので、「鳥の能力は凄いなー」と感心していたら、何処かに消えてしまった。
我が家は西側に1間四方の切り込みがあり、雨は凌げるし、外敵からも守りやすい場所だ。
「うちはツバメにとっては優良物件で、他の家に奪われる訳ないと思うのだが、、、」と、心配する娘。
5月11日の朝、散歩から帰るとツバメ達が家の周りを飛んでいる。
時々昨年壊れた巣の場所に止まっているが、私が作った棚には目もくれない。
結局昨年同様に、換気扇の室外ダクトの斜めで安定しない場所で、巣作りを始めた。
家に釘は打ちたくないとの、家族の意見を制して棚を作った、私の立場は無くなった。
双眼鏡で巣作りを観察していると結構楽しい。
先日はご近所さんから、「ツバメさん、帰って良かったですね」と、お祝いの言葉を頂いた。
田舎の弟は墨絵の師匠で鳥好き。古い付き合いの野鳥のヤマガラ達は、アトリエに入って遊んでいる。
画伯の日課は、絵筆を握るかヤマガラと遊ぶかの、2つしかないと家族達は笑っている。
祖父はカナリアを沢山飼っていて、廊下は何時も沢山の巣箱で埋まっていた。
餌やりの際に外に逃がしてしまい、一家総出の捜索活動が時々展開された。
ツバメの優雅な飛行スタイルから、名前のついた花々がある。
ツバメ水仙、カキツバタ=燕子花、ツバメ万年青などなどだが、写真の限りでは似ているような、そうでもないような。
カラス対策でCDの盤を2枚吊した。以下父娘の会話である。
娘「何のCDなの?」
私「舟木一夫だよ。舟木の歌は胎教に良いと聞いた
よ。 雛の鳴き声が、『高校三年生』だったら笑
えるね」
娘「馬鹿っじゃないの」
あーあ、小さい頃はコンサートに付き合ってくれたのに。