多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
最近は体力の節約とコロナ感染症対策で、多聞院によく泊まる。「寺泊」だが美味しい魚は無い。
翌朝の散歩は必然多聞院界隈で、掘り出しの場所も結構ある。
直線距離僅か100メールに、芝丸山古墳がある。
「都会のど真ん中に古墳かよー」と思っていたが、古墳の方が断然古いわけで、不自然ではない。
全国に丸山名の古墳は数多くあり、地名などを頭に付けて区別をしているが、簡単に調べただけでも15以上ある。
我芝丸山古墳は5世紀代の築造で、全長106メートル、後円部径64メートルの、都内最大級の前方後円墳である。
埋葬施設その他は江戸時代に壊されて、残念ながら跡形もない。被葬者には気の毒である。
学術目的であっても、宮内庁が歴代天皇陵の、安易な立ち入りを許さないのも頷ける。
全国には約16万基の古墳があるが、大半は副葬品目当ての盗掘にあっている。
近年では高価な陶器の骨壷を狙った、墓荒らしが話題になった。残念なことである。
芝公園のベンチに座り、増上寺裏の東京タワーを眺めるのも楽しい。
小学生の頃、親父と2人で東京タワーに登ったが、家族全員でなかった理由は、、、思い出せない。
信越線の夜行列車で田舎に戻り、そのまま登校したのだが、当然授業中に居眠りとなる。
優しい先生が、「家に帰って寝なさい」と。
東京タワーに登った、自慢話しはお預けとなる
東京で社会人になってから、東京タワー近くのホテルで、食事をご馳走になった。
駅に向かう道が増上寺の脇で、「でかいお寺だなー」と、見上げながら通り過ぎたことを思い出す。
当時、増上寺が我家の菩提寺の大本山とは、知る由もなかった。
今はその山内寺院の僧侶となり、お寺近くの、石蕗に囲まれた公園ベンチで、コーヒーを飲んでいる。
さてと、そろそろ多聞院に戻って、念仏会の準備をしよう。‼️
多聞院「老僧と若僧の念仏会」のご案内
毎月第2金曜日 13:00-15:00
毎月第4金曜日 13:00-15:00
18:00-21:00
コロナ感染症の現況、法務等の都合により変更があります。観智院ホームページにて、ご確認の上お越しください。