お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
「人間立って半畳、寝て一畳、腰掛けて肩幅の内」
盗作率90%の私の造語だ。
所属寺院に通う時、バスと中央線と山手線を利用している。片道約2時間の行程だが中々楽しい時間だ。 「あの動作は次に降りる」とか、「あの方はあの席に座るな」などなど結構当たるもんだ。
ある日の中央線、私の正面の男性客。スマホのゲームに夢中である。何故ゲームと分かったかは本題と外れるから書かない。
体格の立派な方で、その上両肘をいっぱいにはり、両脚も気持ちよく広げてる。読書中の隣りの客は、脇から進入してくる肘を盛んに気にしている。憮然として睨みつけるのだが、視線が交わらないことを前提とした不満解消策のようだ。読書に集中出来ないのか、やがて本をたたんで眠りについた。
腕組み開脚型は、男性に多いスタイルだが、「男らしさ」のポーズだろうか。
両脚の間は握り拳ひとつが丁度良いと私は思うのだが。
高校の卒業アルバム。校長先生の隣りで、両脚を大きく広げて威張った同級生がいる。
本人は別として、これなら笑って済ませられる。それも一生の間。