多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
「生きる事は決断すること」と、言っても過言ではない。
進学か就職か?、家を買うか見合わせるか?、など
人生を決める大きな事もあれば、今日は何を食べようか?、トイレに行こうか、もう少し我慢するか?、など日々の生活も決断だらけで、キリが無い。
決定には理由や根拠が必要だか、私達は思い込みで決めてしまうことが結構ある。
私も、「信州人なんだから、蕎麦は打てるべきだ」で、蕎麦打ち道場に通いだす。
「俺でも出来るはず」と、編み物やリボンフラワーを始めたりする。
「和室を造るのだから、お茶は点てられるべきだ」と、茶道教授に弟子入りする。
一番新しい思い込みである、「本物の歌謡曲ファンなら、作詞は出来るだろう」で、馴染みの深い青春歌謡の作詞を始めた。
「青春の城山」
手をとりて 登る城山の坂道
尾根を渡る春風に 揺れる君の黒髪
明日は東京に発つ 告げる瞳に涙が光る
古城に誓う 再びの愛
ああ ああ 青春の城山よ
町への一本道を 午後のバスが行く
一緒に行くと 言えたらいいのに
黒髪に刺した山吹は 今は淋しく揺れる
古城に願う 再びの愛
ああ ああ 青春の城山よ
浅間山の麓を 上りの汽車が行く
城山の思い出を胸に 君は峠を越える
いつか一緒に歩こう 東京の空の下
古城に祈る 再びの愛
ああ ああ 青春の城山よ。
知り合いに見せたら、「よくやるわ、長生きするよ」と高い評価を受けたので、作曲家を探しているが、見つかっていない。♂️
調子に乗って、今は「ムード歌謡」を作詞している。自分の曲でワルツを踊る日が、いつか来るかも知れない。
「72歳でも歌手になれるかなー」と家族に聞いたら、「可能
「旅は道連れ、おだてには乗る」で、歌謡学園を探している私。
坊主頭で青春歌謡を歌う、私のオンステージは近いかも知れない。
思い起こせば、この「老僧の独り言」も、「大丈夫、きっと書けますよ」との、師僧の励ましに、「そうか、書けるんだー」で始まり、6年目を迎えている。
思い込みも満更ではないようだ。