多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
本日6月15日は、『米百俵デー』(長岡市)である。
戊辰戦争で困窮した長岡藩だが、三根山藩から贈られた米百表を使って、子供たちの未来のために学校を造ったと言う。
多分私なら、「明日の知識より今日の米」となるだろう。
田舎(信州佐久)では田植えが終わって、活着した苗が成長し始める頃だろうか?。
昔しと違い田植え機が活躍してることは承知だが、今は更に無人機が登場しているようだ。
田んぼの端から端に、60センチ間隔位に紐を張り、前の畝と紐との真ん中に苗を植えながら横に移動して行く。反対側から植えて来た人とぶつかると、Uターンして紐側を植えながら戻る。
2列を植え終わったら、60センチ後ろに下がって、新たに紐を張る。
こんな繰り返しが歩き辛い泥田の中で、一日中行われるのだから嫌な仕事であった。
しかも小学校には、『田植え休み』が1週間もあり、強制労働から逃げ道が無い。
嫌々田んぼの中を這いつくばっている、私の頭の上をツバメがスイスイ飛んで行く。
これが私とツバメの原風景である。
例年より2週間も早く里帰りした、我が家のツバメたち。今年は3回の子育てをと期待していたら、巣を2ヶ所も作り二世帯となった。
親鳥は隣りの巣に移ったりするので、両方の雛に餌を与えている可能性があり、仲の良い二世帯である。
親鳥4羽、巣立った子鳥6羽が家の周りを飛び回るので、見事なツバメ屋敷となっている。
「ツバメが沢山飛んでいるってことは、この辺りは環境が良いのかしらね」と、ツバメを観察している私の後ろから、隣りのスーパーの店員さんの声が聞こえる。
ツバメの二世帯住宅は、私の仏間から至近距離にあり、木魚と念仏の声を聞きながら雛たちは育っているので、皆んな素直である。
「お父さんの機嫌で、ツバメたちが元気かどうかが判る」と娘。
越冬ツバメになってくれたら、親父の財布の紐がさらに緩むのだが。
待てよ、明日は『父の日』だから逆だ。