多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
今日から弥生3月。
いよいよ日本人の大好きな、桜の季節がやってくる。
季節が来るとは言っても、昨今は『冬桜』があったりするので、季節感が希薄になりつつある。
2月25日、人工関節置換を受けるために、世田谷区の病院に入院した。
私は先天的に股関節が悪く、幼少の頃はギブスで数ヶ月間固定する、治療を受けた病歴がある。
体育の授業や激しい動作を制限されて育ったが、阿波踊りや剣道等で無理をしてしまった。
「歳を取ったら痛みが出る」と親に言われていたので、その時は迷わず手術と、予め病院とドクターを
決めていた。
26日に手術は成功して無事に終了した。
私は手術の経験が豊富で、辛いのは最初の夜だけと、たかをくくっていた。
ほぼ予想通りではあったが、導尿管の違和感強くて、トイレに行きたい感覚が常にあり、この状態が翌朝まで続いたら、心が崩れるかも知れないと危惧する。
高校時代に母の入院看護をした時、母は何日間も吐き気と闘っていたが、凄い精神力だったなと今更感じ直した。
私は明日の朝までと、期間が区切られているのに、この弱さである。健康の有り難さを再認識した。
手術の翌日からリハビリが始まる。
プロに確信は有るのだろうが、股関節を替える凄い手術をして、まだ痛みが有る中「はい、歩きましょう‼️」と言われも不安である。
「全体重をかけて本当に大丈夫ですか?」との問いに、「はい、どんどんやりましょう。その方が回復が早いです」とのこと。
痛みをおして動き続けるのは、中々渋いものだ。
それでも最後は「初めのリハビリでこれだけ動けるのは凄いです」と励まされて、その気になっている。
術後7日で退院の目処が立つようた。
ここに来る途中の三鷹あたりで、咲き出していた彼岸桜のその後を観ながら、無事に帰宅したいものである。