お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
20年程前にタイトルと同名の本を買ったことがある。
父方のいとこ会をやっていたので、参考になればと求めた。
「いとこ会」を始めて30年近くになるが、時には子供、孫を連れてほとんどのいとこが集まってくれる。それが何よりも嬉しく有難い。
普通いとこが集まるのは不祝儀の時が多く、当然陽気には過ごせない。
当日は5時に起床し墓参りをして、帰りに茶会用の山清水を汲み、茶室を設えながら皆んなを待つ。12時に集合。後はそれぞれの都合で流れ解散。
「祭りの後の寂しさ」を味わうのが20時頃。約8時間の大宴会となる。
還暦者のお祝い、会食、お茶会、ビンゴ、カラオケと内容は盛り沢山である。
餅つき、蕎麦打ち、草餅作り、たらの芽の天ぷら等々、次世代に技術を伝えたりもする。趣味の作品を持ち寄り、我家が美術館になることもある。展示用のパネルを建てたり、幕を張ったり、ワクワクする準備作業である。
一度は「あの頃貧しかったね」の話しが出ないと、会は終わらない。
「毎年幹事大変だね」といとこ達が労をねぎらってくれる。
だが私は、仲の良かった先代達が残してくれた財産を活用しているだけである。
至心十念 合掌