多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
5月11日から巣作りを始めた我が家のツバメ達は、昨年の巣の落下を反省したのか、強固に作り上げた。
時々巣作りを双眼鏡で観察していたが、さすがプロは手早く、2日間位で完成させた。
ツバメにも「筆の誤り」ってのがあるようで、一度は15センチ程の枯れ草を運んできたが、Uターンして近くに捨てた。
長すぎて建築材料には適さなかったようだ。
雛が3羽誕生して、親は餌やりで大忙しである。
カラスと猫対策、併せて雛が落下した場合の対策で、私も大忙しとなる。
ある時、泣き声が異常だったので駆けつけると、近所の猫に対して、ツバメが2羽急降下して威嚇している。
猫が巣に近づいたのだろうが、予想外のツバメの強さに驚いた。
ある日は餌を運んで来て、餌取りに戻る時に、白いものを口にくわえている。
「雛の嫌いな虫でも運んできたか」と笑っていたら、私の目の前に落とした。
よく見ると糞である。3羽の雛の糞を放置したら、巣が大変ことになるので、外に捨てているようだ。
親鳥も大変だなーと感心していたら、成長につれて雛はお尻を巣の外に出して、自分でうんちをするようになった。家の内と外をしっかり区別している。
さてここで私は悩むことになる。
親が、「お前達、大きくなったんだから、自分で家の外にうんちをしなさい❗️」と教えるのか、はたまた、一定の年齢に達したら、「家の中でうんちをするな❗️」と命ずる、遺伝子が存在するのかである。
娘から受けている要望は沢山あるが、その中に、「帰宅したら直ぐに着替えること」がある。
私は小さい頃から、部屋着と外出着を分ける習慣がない。親からの躾もなかったと思う。多分。
帰宅後でも頻繁に出入りをするし、何よりも着物が2倍必要となり、洗濯等の維持管理が面倒になるだけ。無駄なコストである。
私はどちらかと言うと職人気質で、一工程多いことに耐えられないことがある。
だが最近私に味方が現れた。
警視庁大岩捜査一課長は帰宅後、スーツの上着を脱いだだけで食卓に座り、カレーを食べ始めた。
テレビの番組の1シーンだから、強い味方にはならないが、娘に言って見ようかと思う。✌️
6月下旬に巣立ったツバメ達は、時々顔を見せてくれるが、巣に入ることはない。