多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
つい最近知った情報です。
余り役には立たない知識と思いますが、海から一番遠い日本の駅は何処でしょうか?。
ね、役には立たないでしょう。
そこは我が愛しの故郷、八ヶ岳の東側を走る小海線(小淵沢ー小諸)の海瀬駅です。
町興しの材料を探していて発見したようだが、果たしてそれが町興しに繋がっているかは知らない。
故郷を離れた者の勝手だが、観光客で賑わうよりは、静かで時の流れが緩やかな、昔のままで在って欲しいと思っている。
海から一番遠い駅が在るわけだから、当然海から一番遠い場所が近くにある。
長野県佐久市田口(旧臼田町)榊山209-1 標高1200mは、新潟県、神奈川県、静岡県の海岸線から概ね115kmあり、市街地から10kmも離れた山中にある。
平成8年の調査で指定され、市が設置した案内看板もあり、地点で撮影した写真を市観光協会で見せると、「到達認定証」が頂けるとのことだ。
ハイキングコースには絶好の場所のようなので、興味のある方は是非訪ねて下さい。
私は行きませんが。
日本の鉄道の中で、一番高い標高地を走る小海線の沿線に、何故か「海」の字の付いた地名がある。
海瀬、小海、海尻、海ノ口で、それも一定地域に集中している。
普通地名には由来があり、自然の地形、特産物、行政機関の所在、社寺、城などの文化遺産等が参考にされているようだ。
その結果、地名からその土地の歴史が分かる事も多い。
渡来系の人々は自国の地名を持ち込んでいて、例えばカラ、ムレ、ゴ、エツなどがそれだが、日本文化の基礎作りに手を貸してくれた人々も多い。
国内でも集団移転が有った場合には、古い地名を新地につけることがある。
応仁の乱の時、京都から難をのがれて地方に疎開した公家達が、懐かしさで京と同じ名前を付けた場所もあるようだ。
海の民が山国信州に一族で移転して、故地を慕って小海、海瀬、海ノ口、海尻と命名したのだろうか?
近くに松原湖があるが、山国の人達は湖を海と考えたのかも知れない。琵琶湖は古く淡海とも呼ばれたので、その可能性はある。
佐久地方の郷土史家の皆さま、ご教授をお願い致します。
川上の由井さん、ご連絡をお待ち申し上げます。