お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
家を出てバスに乗り、座った瞬間何故かホットする。家が嫌ってわけではない(笑)。
ある日の中央線。
土曜日の朝7時頃でラッシュではない。私の正面7人席の中年男性、これ以上は無理と思えるほど脚を広げ眠ってる。
隣りの空席に私と同年代の男性が、工具箱とリュックを持って座った。
工具箱を股に挟んで床に置き、その上にリュックをのせた。当然両脚は広がる。
ガラ系携帯を取り出して操作を始めるも、お互いに触れ合った脚が気になって、集中出来ないようだ。
睨みつけるも相手は夢の中だし、そもそも触れ合う原因の半分は自分にもある。その後、シルバーシートに空きが出来て移って行った
その後に青年が座ったのだが、若さ故か元気がある。勢いよくドスンと座り、微調整のために腰を浮かせて、もう一度ドスンと座り直した。
隣りの開脚男性が「安眠を妨げられた」と、怒りだしたらどうしよう。「俺は腕力弱いから仲裁は無理だし。」と、余計な心配をする私。
この青年も同じ様にリュックを床に置き、両脚で挟んだ。必然股は開く。
これから背負うリュックを、何故床に置くのだろうか?。女性がハンドバッグを床に置くようなものだ。
最後は笑い話し。
夕方の中央線でのこと。座っている私に、3メートル程離れた位置から、合掌する老婦人がいる。「え、俺️ 。坊主ではあるが、、、」
何か呟いているようだが、暫くして理由がのみこめた。私のはるか後方、窓越しに落ちて行くお日様に、手を合わせているのであった。
返礼の合掌をせず、セーフ。