多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です
一昨日、あるコンビニの横を歩いていて、「秋の味覚 柿 本場の柿 Persimmon」の旗が目に留まる。
「柿の本場?、奈良じゃないの?」と、ハッキリさせたい虫が動き出す。
その場でAIに尋ねると、収穫量では和歌山県、奈良県、福岡県の順番との回答だ。
先日は「伝説のからあげ」のキャチコピーに、
「からあげに伝説があんの?。伝統なら分かる気もするが」 と調べ出したら、肉、タレ、揚げ方の違い等々の深みにはまった。
横道から柿に戻る。
私は信州佐久の生まれだが、田舎があって親戚知人がいると、秋は楽しみが多い。✌️
3週間前に従姉がお米と2種類の柿を20個送ってくれた。
軟らかい柿は冷凍して、シャーベットで食べるとこれが何とも美味である。
大昔し信越線で冷凍ミカンをよく食べたが、最近は姿を消している。
もっとも東京駅から約1時間15分の旅では、カチカチの冷凍ミカンの皮を剥いている間に、「次は佐久平」と車内放送が流れて、思い出にひたる余裕はない。
柿大好き人間の私には、小さい頃の柿にまつわる思い出が沢山ある。
と言っても、柿の木を持たなかった我が家だから、人様の柿を許可なくご馳走になった話しばかりだ。♀️
この原稿を書き出した今日、別の従妹から沢山の長ネギ、大根、玉ねぎが送られて来た。
早速三宝に盛って仏前に供えたら、収穫祭の雰囲気になったが、有縁の人達、特に早逝した従妹は妹からの贈り物に喜んでいるだろう。
1週間ほど前に高校時代の友人から、浅間山の初冠雪の写真に、「干し柿が上手く出来たら送る」
とのメッセージが添えられて届く。
私たちは農業高校の同級生である。彼は高校を退学させられたが、現在はお米をはじめ沢山の作物を栽培して、私に送ってくれる。
農業高校を優秀な成績(?)で卒業した私は、農作業はもううんざり、買ったほうが良い」と、土地が有っても近づかない。
そんな私だが、田舎の親戚知人の皆さまは温かい。
今は彼の干し柿作りが成功して、私の口に届くのを待っている。
















