多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です
1月24日、佐久の友人からもらったメールに、「昨日はマイナス14度になった」と書かれていて、「あーあ、俺は田舎では生きられない、身体と精神になった」と、深く納得した。
落語の小噺なら、「長野県は寒さにより、何でも凍ってしまうらしいよ」、「それで長野県人は頭が硬いんだ」ってことに。
さざんかさざんかさいたみち
たきびだたきびだおちばたき
あたろうか あたろよ
しもやけおててがもうかゆい
(童謡 『たき火』から抜粋)
我が古里に相応しい童謡だが、私が小さい頃に山茶花、椿は見かけなかった花である。
山茶花を見ると、家族でたき火した幼い頃を思い出す人も少なくないだろう。花は思い出作りに役立つ。
山茶花は花の種類が減る、秋から冬に向かう時期に咲き、温かみを感じさせてくれる花である。
山茶花はつばき属つばき科で、漢字の「山茶」は中国語で「椿」の意味だから、似ていて当たり前だが、見分け方が結構話題になったりする。
私はパッと見で判断するが、厳密には
① 開花時期 山茶花が早く10月頃から
② 開花状態 山茶花は平開 椿はカップ状
③花の散り方 山茶花は花びら 椿は花房で
④ 葉 山茶花は小さめで葉柄に毛が
などなどである。
高校時代に受けた『草花』の授業が、今ごろ役に立っている。
先日、昨年末にパートナーを亡くした女性と、食事を共にする機会があった。その席で、
「庭の山茶花が咲くと、花の蜜を吸いに小さな鳥がやってくる。すると主人が、おーい鳥が沢山来ているぞーと、縁側で呼ぶのです。」と女性。
続けて、
「もっと速くに駆けつけて、ゆっくり山茶花と小鳥たちを一緒に観ておけば良かったと、今は後悔している」と述べられた。
「後悔を消してくれる程に、これからは、山茶花と小鳥達を介して、ご主人との時間が持てるのだろうな」と、そんなことを感じさせて頂いた。















