お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
当初の目標だった4連載が実現しそうなので、今日は箸休めとする。花咲か爺さんの小話しをひとつ。昔々ある所に正直者のお爺さんと欲張りなお爺さんが住んでいた。正直爺さんはポチと言う犬を飼っていた。ある日ポチが正直爺さんを裏の畑に連れて行き、ここ掘れワンワンと鳴く。正直爺さんがそこを掘ると、大判小判がザクザクと出てきた。その話しを聞いた隣りの欲張り爺さんは、ポチをかりて裏の畑に連れて行く。ポチが鳴いた所を掘るとガラクタがザクザクと出てきた。頭にきた欲張り爺さんは、ポチの尾っぽを掴んでぐるぐると振りまわした。するとポチは欲張り爺さんを睨みながら、「離さんか爺い、離さんか爺い、、、花咲か爺い」と叫んだとさ。お後が宜しいようで、と終わっても良し。ポチは何故に隣りの爺さんを悪い人と断じて、ガラクタを与えると言う罰を執行したのか。もし欲張り爺さんが少し優しくなって、ポチの尾っぽを離してあげたら、花咲か爺さんは歴史に登場出来なかった。何てことを考えてみるのも良しである。以上箸休め。