多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です
つい最近「びっくり事件』が2回あった。
一つは電車内の宣伝キャッチコピーとの出会いで、
「人は美味しい物を食べるために生きている」
「人は美味しい物を食べるために生きている」
と言うもの。
私自身は食べる物に殆ど興味がなく、長かった人生で、「今日は美味しい物が食べたいな」と思ったことは、多分一度もない。
「ってことはだ、俺は真面目に生きていないことになるな」、と苦笑する。
ご法事の際に若い人が多いと、「生きる目的は、永遠の生命の獲得と人格形成のために無限の努力をすること」と話しているので、コピーを読んだ時は目が点に。
コピー製作者の目的は理解しているので、次の法話の機会に利用させて頂こうと思っている。
私は法話を受け持つ時に、落語や小噺から入ることが多い。
蛇足だが、日本における落語の始まりは、江戸初期の浄土宗僧侶安楽庵策伝の法話からで、彼は『落語の祖』と言われている。
彼に近づけたら嬉しいなと思っている。
もう一つのびっくりです。
4日前に一周忌と納骨法要を勤めさせて頂いた。
施主様から後席に招かれ、以前からご縁があったこともあり、故人の思い出話しを伺いながら、親しく時を過ごさせていただいた。
お蕎麦の話題になった時に隣りのKさんが、
「焼酎に蕎麦粉を入れると美味しい」と言われ、
私はびっくり‼️
私はお酒を飲まないので、お酒に関することは全く無知である。
ただ、昔し蕎麦打ちを一生懸命習っていた経験があり、その時、「美味しい蕎麦作りの第1歩は蕎麦粉の厳選だ」と、師匠から教えられていた。
私がたどり着いたのは信州小諸○○製粉で、「1番上等のを挽いて送って下さい。料金はこだわりません」と頼んでいたことを思い出し、「え、蕎麦粉を焼酎に入れちゃうんですか?」と、思わず言ってしまった。
私は固定観念の強いタイプである。
茶道を習っていた立場として、お抹茶はお濃茶がベストと考えているので、抹茶何々と言う飲み物や食べ物には手を出さない。
お蕎麦も蓬などを練り込んだ「変わり蕎麦」は打たないし、選んで食べることもない。
「信州信濃の新そばよりも、あたしやあんたのそばが良い」は、江戸時代の小粋な都々逸で、「フーテンの寅さん」の口上としても有名だが、この口上を述べたのは意外に、「焼酎」だったかも知れない。
より美味しく飲んだり食べたりするために、努力工夫することは大切だ。
Kさん、先日は「蕎麦粉入り焼酎」を笑って、申し訳有りませんでした。あの後反省しつつ、私もお蕎麦を食べる時に、薬味を使っていることに気がつきました。同じことですよね。
今度私も、蕎麦焼酎は無理ですが抹茶蕎麦を頑張って食べてみます。
















