多聞院お寺の漫画図書館スタッフの諸澤正俊です。
私は基本的に買い物嫌いである。物を買う事を、「もったいない」と感じるし、さらに品選びも面倒だ。
法衣を除いて、着ている物の殆どは、家族にお任せである。
「今日は何かを買いたい気分」と言った人がいたが、「買い物は必需品の補給」と考えている私はビックリ!!️
買い物には運転手として同行するが、現地では別行動が多い。
小さい声で言いますが、ショピングを楽しむ人の、傍にいるのは結構大変である。
一人ブラブラのディスカバー売場。これが結構面白い。
例えば青果売り場でのこと。
「青森県産 しなのスイーツ」 を発見。
面白く無いですか?。
信州のリンゴ農家だった私は、「やった!、勝ちー」とニンマリする。
昔、青森県は最大のライバルで、今も無意識に反応する。笑
「つがる」名のリンゴが在るので、逆に「長野県産つがる」もあるはずと、探したが見つからなかった。
次はお米売り場で、ブランド名「青天の霹靂」を発見。
意味を言い換えれば、「寝耳に水」ってことです。
「青天」は青いほどの晴空。
「霹靂」は雷。
これがなぜお米のブランド名になるのか。
面白くないですか?。
さてここで、農業高校卒の学歴が役に立つ。
古代より、「雷の多い年はお米が豊作」との言い伝えがある。(宮沢賢治も言っている)
言い伝えの科学的根拠を、証明した高校生がいる。
ご存知「雷」は、雲と雲間、あるいは雲と地物との間に生ずる放電現象光である。「稲妻」、「稲光」と呼んだりもする。
高校生は種子に電気をあてると、成長が促進することを発見。
又水に電流を流すと、苗の成長が良い事を証明した。これは植物が成長するための三大肥料である、窒素が生成されて肥やしとなるからである。
水田に雷が落ちると、稲苗が十字に焼けると親父に教わったが、実際に私が観たのは、キレイな十字ではなかった。
「青天の霹靂」の販売袋には、以下の通り、命名の理由が記されている。
「『青』は青森の青、『天』は遥かに広がる北の空。『霹靂』は稲妻。
古くから、稲に寄り添って米を実らせるとされています。以下略」
青森のお米は美味しいはずです。
お米の世界でも妻は偉大のようだ。今度買い物も付き合ってみますか。
「青天の霹靂だー️」って言われそうだから、やっぱりやめとこ。